がんの治療を乗り越えた方から
これからがんの治療をするあなたに
エールのバトンを贈りたい・・・
がんの治療を乗り越えた方からご寄付いただいたケア帽子
ひとつひとつにメッセージを添えてお届けします
バトンエッセイ
【ケア帽子とは】
抗がん剤治療の副作用などで、髪が抜けた頭皮はとてもデリケートです。髪で守られていた時とは違い、暑さや寒さ、乾燥といった刺激にも敏感になります。そんな時には、やさしい肌ざわりのケア帽子が最適です。
ケア帽子は、頭皮に触れる内側にはやわらかい布を使い、縫い目やタグがついていない作りになっているものが多く、デリケートな頭皮をやさしく包み込むような使い心地です。また、後頭部まで覆うデザインが多いのも、ケア帽子の特徴です。
脱毛すると、見た目の変化にも敏感になるでしょう。
気になるのは、他人の目ばかりではなく、ほかならぬ自分自身の目も。鏡にうつる姿に、不安になってしまう時もあるかもしれません。
そういう時こそ、お気に入りのケア帽子を。
やわらかくて伸縮性のある素材は、身体の動きにフィットするので安心して過ごせます。えりあしに大きめのリボンがあしらわれているデザインは、気になる後頭部をカバーしつつオシャレな雰囲気が魅力です。
リラックスタイムに、お出かけに、ぜひお役立てください。
つながれ、エールのバトン
ケア帽子とエールのバトンプロジェクトは、
病気と向き合う患者・家族を、
エールのバトンでつなぐプロジェクトです。
抗がん剤治療を乗り越えた方のケア帽子とメッセージを、
これから治療を始める方へ、
エールのバトンをつなぎます。
治療を受け、病気に向き合い、乗り越えていく…。
患者・家族の心は孤独になりがちです。
そんな経験を持つ者同士、ケア帽子をとおして
わかりあえたらと思っています。
【ケア帽子とエールを受取る】
自分や大切な人が、がんであることがわかったら、一番の心配は身体のことです。とはいえ、普段の暮らしも大切にしてほしいと、私たちは考えます。治療がすすめば、生活や仕事への影響は避けられず、暮らしは大きく変化するかもしれません。私たちは、そんな日々の暮らしのかたわらに、ケア帽子とエールのメッセージを贈りたいと思っています。ご紹介するケア帽子は、がんの治療を乗り越えた方からご寄付いただいたものばかりです。これから治療をする方に向けて、ケア帽子ひとつひとつに、一言メッセージが添えられています。
※配送や梱包などのため、実費程度のご負担をお願いします。
【ケア帽子とエールを贈る】
脱毛中に欠かせないケア帽子ですが、治療が一段落して毛髪が生えれば、使う機会も減るでしょう。もしかして、「キレイな状態でクローゼットにしまったまま」、そんなケア帽子をお持ちではないでしょうか?
もしお持ちでしたら、ぜひ私たちに寄付してください。ご寄付は、クリーニング(ホームクリーニングでもOK)済のケア帽子を、郵便や宅配便などでお送りください。送料は、恐れ入りますがご負担いただきますよう、お願いいたします。いただいたケア帽子は、ひとつずつ確認させていただき、必要とする方にお届けできるよう丁寧に整えます。
※いただいたケア帽子は、お返しできません。また、お贈り先については、お答えできかねますことをご了承くださいませ。
みなさまからのご意見やご感想をお待ちしています!
〝ケア帽子とエールのバトン〟プロジェクト
いよいよスタートします !
多くのみなさまからのアイデアやご協力、
いろいろなつながりを求めています。
ぜひ、お気軽にご意見やご感想をお寄せください。
ご案内のフライヤー(チラシ)はこちらから(pdfファイル)
ケア帽子とエールのバトンプロジェクト
実行委員会
〜こんな風にして生まれました〜
はじまりは、
抗がん剤治療を乗り越えた方からの、
ケア帽子のご寄付でした。
きれいな状態のケア帽子が自宅にあり、
使っていただける方がいるなら
役立ててほしいとのこと。
ところが、いったん誰かに買われた後は、
どんなにきれいな状態でも
「中古」「古着」になります。
そうすると、受け取り手を見つけるのは、
なかなか難しいもののようです。
※
でも、
私だったら欲しいな、と思いました。
抗がん剤治療は決して楽ではないけれど、
乗り越えた方からの
ケア帽子をかぶっていたら、
なんだか私もがんばれそう!
メッセージだって、
同様の体験をした方からのエールなら、
素直に受けられると思うのです。
それに、
治療を乗り越えた方のケア帽子なら、
ゲンがいいじゃないですか。
※
私は2011年に乳がんがわかり、
抗がん剤治療、手術、放射線治療、
ホルモン治療を経て、
おかげ様で今は元気にしています。
抗がん剤治療で脱毛していたころ、
こんなケア帽子とメッセージがあったら、
きっと気持ちが癒されて、
とても心強く思えたことでしょう。
そのようなわけで、
このプロジェクトは生まれました。
ひとりでも多くの方に、
ケア帽子とエールのバトンが
とどきますように。
※
ケア帽子とエールのバトンプロジェクト
実行委員会
松川紀代